回路の構成はすでに決まってますが、定数を拾ってなかった部分がありました。初段のまわりを再確認。
初段の管には12AT7を考えています。ゲイン優先だと12AX7なんだろうけど、2段目である程度稼げますし、ここであまり高ろうとするとミラー効果の影響が大きくなりますから。
12AT7はECC81の番号を持つ欧州系の管。本来は高周波用で、続番のECC82/12AU7、ECC83/12AX7に比べるとオーディオ用ではマイナーな存在。抵抗結合で音声増幅のデータは少ないです。浅いバイアスである程度電流を流して使う事を想定しているような感じの特性です。真空管のバラツキは2~3割ぐらいありますから、余裕見ておく必要もあります。ある程度詰めて組んだ上で、実測値を見て修正することになるでしょう。
6Z-P1シングルアンプ 実測して動作を確認中 |
全体のゲインを見ると、15×12×1.5で270倍。仕上がりが26倍の予定ですから、ちょうど良い感じです。