2013年10月21日月曜日

6CA7 PP : 回路の検討1

出力段からきちんと計算してみることにします。

命題は、一次側で30W、P-P間で6KΩの負荷。

この条件に合うのは、300Vで200mA(交流)。
  プレートの引きのこりを見込むと、電源は375Vは必要。もう少し余裕が欲しいです。
B級のクロスオーバーを40mmA(片側)とすると、最大で240mAぐらい。もう少し少なくても良いかしら。
SG電圧+250Vぐらいでちょうど良い電流になりそうです。
  この電圧で、バイアス40mmAぐらいになるグリッド電圧は-20~22Vぐらい。
案外いい具合になりそうです。

電源トランスはプレートが280~290V, G2が190~200V ぐらいでしょうか。
  SGはチョークを通すとして、プレートは整流しっぱなしで済まそうと思います。
  この電圧なら、コンデンサの耐圧が楽になります。

とりあえず、回路を図にしてみました
 この時の入力が P-Pで40Vぐらい。意外と楽そうですが・・・
  ドライブ段のプレートはSG電圧からR通して取るとして、220V以下でしょう。
6CA7のグリッド抵抗は、安全を考えて100kΩとします。
  そこで、プレート抵抗は余裕を見てその1/3以下として、33kΩ。
管に6CG7を使うとして、μ=20 ですから、負荷33kΩは良い値でしょう。
これを略算式に入れて見ると・・・
  出力電圧は、実効値で約31V。P-Pで86Vですから、2倍の余裕を見ても何とかなりそう。

もう少しきちんと計算してみなければいけないようです。